読んでいただきありがとうございます。
前回、夫のスマホを見ると女性に言い寄っているやりとりを見つけてしまった…というところまで書きました。
問い詰めるか、泳がせるか悩み、夫の不倫を止めるためにすぐに話す選択をした私。
いよいよ夫と対峙する時が来ます。
子どもの寝かしつけを終えてリビングに下りてきた夫。
いつも通り、何食わぬ顔をしてソファに座りくつろいでいます。
私は心臓がバクバクの中、
「何か私に隠してることない?」
と聞きました。
「え?隠してること?ないよ?」と顔色ひとつ変えずに答える夫。
この時の夫の顔を私は忘れることができません。
本当に全く、動揺することもなく、いつも通りの夫の顔のまま、答えました。
もし証拠をつかんでいなかったら、
「ああ不倫はやっぱり思い違いだった」
そう思ってしまうくらい、全く表情に変化がなく、完全に信じてしまうくらい、普通の夫でした。
そしてその瞬間に、私の夫への信頼は崩れ去りました。
「この人は、こんなにも普通の顔して嘘がつけるんだ」
それまでの日常が一気に消え去った瞬間でした。
「携帯見せて」
私が言うと、夫はしぶしぶ携帯を差し出しました。
「ロック解除して」
夫は抵抗し、携帯を私の手から奪おうとします。
「触らないで!!」
冷静じゃいられなくなった私は無意識に大きな声を出していました。
無言で抵抗しようとする夫。
携帯の奪い合いになりながらも、なんとかロックを解除してもらうことができました。
そして、先ほど見てしまったLINEをもう一度チェックする私。
「A(LINEしていた女)って誰?」
「不倫してんの?」
と聞くと、
「それは…ただ飲みに行っただけだよ」
と逆ギレ気味に答える夫。
「それで??あなたがただ一方的に好きなだけ?」
”ただ飲みに行っただけ”とはとても言えないほど、夫からのアピールの言葉が並んでいます。
「家に呼んでって何?ねえ?ハグして??これのどこが飲みに行っただけなの?」
相手について問い詰めると、職場の部下で、26歳ということがわかりました。
「でも決してそういう関係じゃない、飲みに行っただけ」と繰り返す夫。
「カードの明細見せて」
そう私が言うと、夫は携帯でクレジットカードの明細画面を出しました。
カードの明細をチェックしていると、アパホテルの利用履歴があるのを発見。
「なにこれ、ホテル泊まってんじゃん!」
そう問い詰めると、
「これは相手が飲みつぶれたから連れて行っただけ!何もしてない!」と言い訳する夫。
「職場の部下だよね?2人で飲みに行って酔いつぶれてるの?それっておかしくない?あなたの責任じゃない?そもそもホテルの明細があるのに、何もしてないなんて証拠がどこにあるの?」
黙り込む夫。地獄の空気でした。
「ただ飲みに行ってホテルに送っただけ、本当に何もしてない」
ひたすらそう主張する夫ですが、LINEのやりとりを見れば夫に下心があったのは明らかです。
「あわよくば不倫しようと思って、この人と会ってたんでしょ?それは間違いないよね」
と何度も問い詰めますが、黙ってばかりで答えようとしない夫にイライラが募りました。
「黙ってないで答えて。何考えてるの?ここまできて言い逃れするつもり?」
「あなたの口からちゃんと話して」
「下心があって、この人と不倫しようとしてたんだよね?」
何度も何度も問い詰め、ようやく夫は下心があったことを認めました。
でも決して、そこまでの関係には至ってないと。
「ホテルの明細まであるのに。不倫してない証拠はあるの?」
と聞くと、
「相手に確認してもらうしかない」
と言う夫。
私は意を決して、相手の女に電話することにしました。
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